ストレスと上手につき合おう!


『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』 by Kelly McGonigal

を読みました。

 

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著者は心理学者ですが、医学、神経科学と多角的な知見がちりばめられて

います。

私は今、心と体のしくみに興味があるので、その部分のエッセンスと、

感じたことをご紹介します。

 

たぶん、「ストレスは百害あって一利なし」というのが世の通説である中、

本書は、「ストレスは害になるが、ならない場合もある」という考えがベースにあります。

肝心なのは「ストレスに向き合う態度」で、「役に立つ、力になる」と思えば

実際にストレスホルモンの出方が変わったりするということです。

 

 

一般的に、ストレスが悪者になるのは、①「逃走・闘争反応」がフィーチャーされるから。

猫や犬にもある反応ですね。敵から身を守るために、命がけ全身全霊での防御態勢です。

でも、こんな状況に必ずしも毎日遭遇するわけではありません。

 

着目すべきは、他のストレス反応である

②「チャレンジ反応」③「思いやり・絆反応」ということです。

こちらにもっと目を向けよう(力に変えよう!)というわけです。

 

まず、共感できたのは②。

 

でも、本書で一番なるほど~と思ったのは③です。

ストレスを感じると向社会性を活性化させる神経ホルモンのオキシトシンが

大量に分泌され、いたわりの気持ちを生み、それがさらに

勇気・やる気を沸かせ(←ドーパミン分泌)、知覚や直感や自制心までも

強くする(←セロトニン分泌)というシステムがあるのです。

 

丁度、最近、身内がお世話になっていることもあり

総合医療のお医者さんや様々な療養士さんたちとお話しする機会がたくさん

あります。まさに、ハードかつ緊張感があり多忙な医療の現場をみて

ストレスが力に変わっていると感じる場面が多々あります。

 

心理学でいうところの、Benefit Findingも触れられています。

これは、悪い状況下でもそれをきちんと理解して、その中にある良い面を

見るようにすると心が変わり行もが変わるというマインドセットです。

 

ただのポジティブシンキングじゃなくて、負の側面もきちんと

受け止めるのが重要と言う点では、音楽療法の同質の原理

にも通じると思います。あくまでも、悪い状況をしっかり受け止めて

徐々に・・・という考え方ですね。

 

読後感としては、

とはいえ、できれば受け止め難いほどのストレスは避けたいし、

何よりも、上記のようにプラスの力に変えるには、

心身がある程度健全であることが必要なのかな、と思いました。

 

塵も積もれば山となるなので、現代社会を生きるからには

こまめにストレスを振り返って、大事となる前のプチストレスのうちに

日々ケアする習慣が大事ですね。

 

+TONEで提供する療法を、人が持つ本来の治癒力が活かせる

プチストレスケアの一助にしていきたいです。

そして、主婦、ビジネスマン、ママ・・・とそれぞれ異なる立場の

人たちが、日々イヤなことや困難なことに出会っても

小さな力に変えられる健全な心になるといいな、と思います。

そして、療法をする側にも、同じ効果があるということなので

もちろん、そちらも期待します!